月別のアーカイブリスト

2006-10:アーカイブ

2006-10-31

ようやくアップデートのカゴヤ Nucleus v3.23

カゴヤのNucleusがようやくアップデートされました。
というか、明日11月1日の午前10時に新パッケージ公開とのことです。
脆弱性を解消した ver3.23+プラグイン のパッケージと言うことなのでパッケージされてるプラグインも対応済みのものなのでしょう。
ちょっと遅かったし先日問合わせてから新パッケージ公開までの期間に利用者への告知は無かったけどコレでカゴヤ版パッケージもそのままで安心して使えます。(よねッ?)

ということで、改めて
Nucleus使うなら
Kagoya Internet Routing

のホスティングはお勧めですよ!!

ポイントは
主要なプラグインと
オリジナルのスキン/テンプレートが
パッケージングされていて導入がとても楽ということです。

続きがあります
category03. Nucleus  time2006-10-31 17:25

2006-10-13

先日アップグレードしたという Firebird ってなんぞや?

現在のMozilla Firefoxブラウザが一時期 Firebird という名称を使ってしまったことでいまだに検索エンジンでFirebirdを検索すると Firefox 関連の記事が相当数出てき非常に不便ですが FirebirdはMozillaのブラウザではなくリレーショナルデータベースシステム(以後RDB)です。
日本ではオープンソースのRDBといえば、PostgreSQL が一番普及していて MySQL がかなりの勢いでシェアを拡大中という状況ですが海外に目を向けるとそこに Firebird が加わっていて、MySQLとFirebirdがシェアを2分していて PostgreSQLは少しマイナーな存在らしいです。

Firebirdの特徴はいろいろと言われていますが、商用製品であるInterbaseが起源になっていることもあって比較的安定した動作が期待できることです。

1. 動作が安定している
2. 機能的にフルスペックのSQLデータベース機能?
 (トランザクション、トリガ、ストプロ、ビュー、サブクエリ)
3. 標準SQLへの対応度が高い。
 (特に left outer join, Inner Join 等がきっちり実現されている)
4. 貧弱なリソースでもしっかりと動作する。(組込用途向けビルドも用意されている)
5. 管理の容易性。(DB管理者のやることはバックアップぐらい?)
6. 高い処理性能(データ量にもよるが)

いろいろありますが私の個人的な感触で端的に言うとデータ量が100万件以内ならば機能的な制限をほとんど気にせずに普通に使えるRDBということです。

Firebirdの欠点は?
1. 複数項目を結合条件とした複数テーブルのクエリのパフォーマンスが悪くなる場合がある。
2. テーブルの設計にもよるがデータ件数が120?130万件以上になるとパフォーマンスが悪くなる場合がある。
3. 日本語の文字数の扱いが使用する組込み関数やバージョンの違いでちょっとあやしい。
4. Ver2.0 以前では from句のサブクエリが使えなかった。(Ver2.0から使えるようになって嬉しい!)
5. フリーで使えるODBCやJDBCのドライバの品質があやしいとき(バージョン)がある。

欠点もいろいろありますが個人的には結構好きなRDBなのでよく使ってます。
近いうちにアンケートシステムのデータベースをこのFirebirdに移行しようと思っています。

関連リンク
Firebird本家
Firebird wiki
2ch データベース板(ページをFirebirdで検索すれば最新スレに)
Firebird日本ユーザー会
ユーザー会のメーリングリスト

つぶやき:
googleで firebird + [何かキーワード]で検索したときにいまだに mozilla 関係が上位にリストアップされると萎える。

mozilla は firefox !
firebird は RDB !!

ちなみに私が愛用しているブラウザは Firefox です。
category11. RDB Firebird  time2006-10-13 11:43

2006-10-10

Firebirdかなりいい加減なアップグレード手順(2)

前回「Firebirdかなりいい加減なアップグレード手順(1)」の続きです。

Firebirdのアップグレード: Ver2.0 RC3 から Ver2.0 RC4 へ。
(RC4 から RC5 も同じ手順が使えるだろう。)

これを実施した時点ではWeb上で検索してもほとんど情報が無かった。
また、セットアップパッケージに付属のPDFにも特に記述が無い。

ということで、とりあえず以下の手順でやってみることにする。
まず、既存で運用中のデータベースのバックアップ(gbakで)はとっておく。(当然)
また、RC3から引き継ぎたい情報に関するファイルもバックアップ(ファイルコピー)を取っておく。
既存バージョン(RC3)をアンインストールし、新バージョン(RC4)をインストールする。
RC3から引き継ぎたい情報のバックアップを戻す。

以下、実際の手順に続く
続きがあります
category11. RDB Firebird  time2006-10-10 15:17

カゴヤのNucleus

アダルトサイトにも寛容なホスティングサービスで有名なカゴヤ・インターネットルーティングの Easy CGI シリーズにNucleusがあります。
私が Nucleus を知ったのは実はこのカゴヤの Easy CGI に新プロダクトとして追加されたときでした。

その当時のバージョンは3.21で、以下の主要なプラグインとカゴヤオリジナルと思われるスキン/テンプレートがパッケージされており、インストールはカゴヤのコントロールパネルから実行するとセットアップが開始するようになっています。

組み込まれているプラグイン
・NP_CSS
・NP_Calender
・NP_ShowBlogs
・NP_CommentTree
・NP_EzComment
・NP_ItemNaviEX
・NP_ArchiveListEX
・NP_Thumbnail
・NP_TrackBack

上記プラグインを一通り設定したスキン/テンプレ
・kir_css_l
・kir_css_r
も、組み込まれています。
※複数ブログでそれぞれを独立させたい場合はちょっと不都合のあるつくりになっていますが、多少なりでも弄り方が判ってくるとカスタマイズのベースとしてはなかなか良い!

と、カゴヤのホスティングは Nucleus を使うにはとてもよい環境なのですが、残念なことに現在でもバージョンは 3.22 で組み込みプラグインもセキュリティ上の問題が指摘される以前のバージョンのままなのです。

で、暫く様子を見ていたのですが一向に最新版に指し替わる気配もないし、セキュリティ問題を告知する様子もなかったので、
「セキュリティの問題もあるし、そろそろ新バージョンのパッケージを用意したほうがよいのではないでしょうか?」と、
「現状のパッケージ使用時のセキュリティリスクに関する告知とかした方が良いのではないでしょうか?」
って感じの問い合わせをサポートに出しました。
すると、1時間ほどで「最新版は準備中」「告知に関しては担当部署に伝えておいた」という回答をもらった。

ということで、新しい Nucleus パッケージが出たら
Kagoya Internet Routing

は、お勧めですよ!!
(アフィリなリンクですが実際に私も使っていて良いと思っているものです)

ちなみに新パッケージができるまでは Nucleus 日本語サイトから独自に最新版を入手してセットアップしてくれとのことでした。
category03. Nucleus  time2006-10-10 02:17

2006-10-06

Firebirdかなりいい加減なアップグレード手順(1)

Firebird 2.0 RC5 が出たらしい。
RC1が出てから半年ちょい。
そろそろ正式版と言ってもいいような気がしますが、Firebirdプロジェクトは非常に慎重なので正式版の認定がいつでるのかはよく判りません。

私はFirebirdに関してはRC1の時点でバージョン2.0と見なしても良いと思っています。
が、実際に使いはじめたのはRC4からでした。(それまではバージョン1.53を使ってた)

今回はそのときに実際に行ったバージョン1.5Xから2.0RC4にアップグレードした手順を記録に残しておこうと思う。Firebirdの情報は比較的少ないのでこんな情報でもだれかの役に立つことがあるかもしれないので。

結局一番参考になる場所は 2ch発の「Firebird Wiki」

実際に行ったことは単純なバージョンアップではなくプラットフォームの変更+バージョンアップ

既存環境
OS: Windows XP sp2
Firebirdバージョン:1.5.3

新環境
OS:Debian GNU/Linux 3.1r1(カーネル2.6.8)
Firebirdバージョン:2.0 RC3

更に新環境上で
Firebird 2.0 RC3 から RC4 にアップグレード(これは次回の記事で)

以下、実際の手順に続く
続きがあります
category11. RDB Firebird  time2006-10-06 13:51