Jはネコのくせに本当に賢いヤツでした。

ネコジャラシなんかで遊ぶとき障害物の影に止めたり回り込んだりすると大抵、先回りして逆側にまわりこみます。
玩具の置き場所を知っていてそこから自分の気に入った玩具を取り出して遊びます。
ネコ釣り系の玩具は本棚の上の高い場所に置いてあって私たちしか取り出せませんが、Jはその場所をちゃんと把握していて遊びたいときはその場所の下で「ニャーー」と鳴いてこちらを見ます。

おやつをあげたときに最後のひとつをあげおわって、「もう無いよ、おわり」と言ったら「あ、そうですか、それではさようなら」というかんじで自分の寝床にスタスタと戻っていきました。人間の言葉が判るのか？？
Jは私達を呼びに来て、的確に目的の場所に「ニャーー」と鳴きながら先導していきます。
　遊びたいときは玩具の場所に、
　ネコ釣り系で遊びたいときはその保管場所に、
　ネコトイレが汚れているときはそのネコトイレに、
　ゴハンが欲しいときはゴハンの場所に、
　窓をあけて欲しいときはその窓の前に
何か、私達が執事になったような気がしたものです。

本格的に闘病体制を．．．とケージを入手したその当日深夜、日付が替わって、
2006年9月3日 午前1時頃、Jは逝ってしまいました。
臆病で頑固で賢くておとなしくて穏やかで遊び好きで甘えん坊のとても良いネコでした。

応援してくれたり、いろいろな情報をくれたり、御支援下さった皆様、本当にありがとうございました。

8月27日から31日にJが食べた記録

06/8/27
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:00)	クイジンヌ・ムース(鶏とサーモン)		3		10
3.56Kg	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		8		10
	鶏むね挽肉(茹)		3		15
夕方(18:00)	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		10
	カロリーエース	5
06/8/28
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:00)	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		3		10
	カロリーエース	10
夜	AD		3
	カロリーエース	10
06/8/29
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:00)	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		3		10
	カロリーエース
夜
06/8/30
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:00)	K/D		2		10
	カロリーエース	10
夜	K/D		2
06/8/31
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:00)	K/D		2		10
	カロリーエース	5
夕方(17:30)	カロリーエース	10
夜	K/D		2
	カロリーアップ＆エースのブレンド	10			ほぼ強制

26日に利尿剤を入れて以降、ほとんど食べない状態で、おしっこはどんどんするのでみるみる体重がおちてしまいました。(現在3.17kg)
もう、無理やり指で口のまわりにペースト状のものを塗りつけたりしてなんとか食べさせてきましたが本当にいやがるので新たな方法を試してみました。
[方法１]
注射器のような給餌器を使ってムース状のウェットタイプのものを口から注入する。
　??＞玉砕．．．　匂いが気に入らないらしい。。。 orz
[方法２]
ある方々からご支援いただいた（本当にありがとうございます）カロリーアップという流動食
　粉末状で20g入り。 100ml のお湯でといて使うらしい。
　5kgの犬に一日一包ということなので、J用に少なめに見積もって1日10gを目標にしてみる。
　5gを25mlのお湯で溶く。これだけだと不味そうなのでカロリーエースを10g程加る。
　給餌方法は液状薬を与えるためのスポイドで口の横から10gをゆっくり(20分程度かけて)口に流し込む。
　残りは冷蔵庫で保存。
　??＞なんとか御機嫌を損ねずに飲んでいただけました。

なんか、少しだけ元気になってくれたような気がします。
きのこにもこのやり方でやってもらおう！

8月17日から25日にJが食べた記録

2006/8/17
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	モンプチ舌平目テリーヌ		10
	カロリーエース	10
夜	カツオ湯煎		45
	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		20
	カロリーエース	30
2006/8/18
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		30
	カロリーエース	20
午後	カロリーエース	20
夜	ホタテ		25
	AIXIAシェフ(たいのせ)		20
	キャラット懐石毛玉ケア			2	ほとんど食わず
2006/8/19
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	ホタテ		0
	AD		30
	金缶(まぐろおかか入り)		5
午後A	カロリーエース	38
午後B	AD		10
夜	AD		30
	キャラット懐石(まぐろ＆しらす)		15
	カロリーエース	38
2006/8/20
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	dbfご用達(まぐろしらす入り)		5
	カロリーエース	25
午後(11:30)	dbfご用達(まぐろしらす入り)		10
	ホタテ		15
午後B	AD		10
	カロリーエース	20
	ホタテ		15
夜	カロリーエース	25
	AD		5
	ホタテ		10
	愛情物語 幼猫		5
夜2(23:30)	ホタテ		5
2006/8/21
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	AIXIAシェフ(たいのせ)		10
	AD		10
	ホタテ		10
	カロリーエース	12
夜	カロリーエース	30
	AD		0		20
	カツオ半茹		0		40
夜2(03:00)	ciao 子猫レトルト		25
	カロリーエース	20
2006/8/22
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	シーバ(まぐろ白身＆カツオ		10
	ciao子猫用レトルト		10
	カロリーエース	12
午後(14:30)	ciao子猫用レトルト		5
	カロリーエース	12
午後(16:30)	AD		12
	カツオ半茹		12
夜	カロリーエース	2			30
	AD		0		15
	カツオ半茹		0		15
夜2(00:15)	カロリーエース	20
	AD		10
	ホタテ		8
2006/8/23
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	モンプチ七面鳥テリーヌ		3		10
	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		25		35
	AD		0		15
	カロリーエース	10			25
午後(14:30)	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		20
	カロリーエース	30
夜(22:00)	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		15
3.72Kg	AD		10
	カロリーエース	20
2006/8/24
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		20		30
	AIXIAシェフ(しらす入り)		10		20
	カロリーエース	20			30
午後	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		30
夜	AD		3
3.69Kg	カロリーエース	5			15
夜2(03:00)	AIXIAシェフ(かつおぶし入り)		15		25
2006/8/25
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝	AIXIAシェフ(かつおぶし入り)		10		20
	AD		0		20
	ホタテ		3		10
	カロリーエース	0			45
午後(14:00)	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		3		5
	クイジンヌ・ムース(鶏とサーモン)		0		5
	AD		2		5
夜(23:30)	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		5		5、鶏挽肉は食わず
3.66Kg	クイジンヌ・ムース(鶏とサーモン)		5		5
	AD		15		20
	カロリーエース		10		20
2006/8/26
時間帯	銘柄	流動食(g)	ウェット(g)	ドライ(g)	備考
朝(09:30)	キャラット懐石(まぐろ＆カニ)		10
	カロリーエース	10
朝(11:00)	クイジンヌ・ムース(鳥肉とえび)		5		10
	クイジンヌ・ムース(鶏とサーモン)		5		10
	AD		10		20
夜	金缶(まぐろ、ニボシ入り)		5		5
	キャラット懐石(まぐろ＆カニ)		5		5
	AD		5		45
夜2(01:00)	AIXIA焼津まぐろ&ホタテ		20		20

26日には息がきつそうだったので病院で診てもらう。
腹水で圧迫されているということで、利尿剤を注射してもらう。
翌日から数日間、腹水が適度に減るまで錠剤の利尿剤を朝夜に投与することになる。
がんばれよJ！！

8月のはじめ頃からJの元気がなかったので病院で見てもらったところ、血液検査の結果「FIP」にほぼ間違いないだろうということでした。

検査はコロナウィルス又はFIPに対する抗体価という値が重要で、Jはこの値が「102400」という尋常じゃない数値を示していました。また、他にも総蛋白やアミラーゼなどの値が傾向として「統計的にFIPと判断してもおかしくない」値でした。
検査結果は1週間たってようやく出たのですが通常より時間がかかった理由は「あまりにも抗体価が高すぎるので何度かやり直しをしたらしい」とのことでした。
獣医さんは「この病院の助手も含めて今までこんなに高い値は見たことが無い」と言い、検査機関からは「この患畜は御存命なのでしょうか？ 通常、この値なら血液採取した日か、翌日にはお亡くなりになっている」とコメントしたそうです。

そんな大変な容態のはずのJですがまだ御存命です！

写真は今日の様子
元気いっぱいとは言えませんがまだ自分で歩けるしゴハンも何とか食べてます。
体重は現在3.8キロで検査結果をもらった日からほとんど減っていません。

きっとJは病気に対抗できる強い身体を持っているんだと思います。
今、生きている事自体が既に奇跡的と獣医も検査機関も言いましたが、
これからさらに回復して伝説の猫になるだろうと密かに思っています。